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看護師の仕事

看護師『ヒヤリハットで辞めたい』と思った経験ある?過去の事例をご紹介

こんにちは、ピノコです。

看護師をやっていて辛い!!と思うことってありませんか?

職場がとにかく忙しいときや、人間関係で悩んでいるときってとっても辛いですよね。

看護師って簡単じゃないな〜と思うことはよくあるのですが、特に辛さを感じる時ってミスをした時ですよね・・。

 

誰でも、看護師をしていると必ずと言っていいほどヒヤリハットに直面します。

私も過去十数年の間に何度もヒヤリハットを経験したことがあって、そんな時は決まって

 

『もう・・自信ない、看護師を辞めたい!!!;(´◦ω◦`):』

 

そう思って、悩みました。

そして・・・

 

いっそ全て投げ出して逃げ出したい!!!!

 

何度も考えました。

はい。

この心境、いやというほどわかります。

 

乗り越えないといけない試練ですが、ここまで落ち込むことがあると、立ち直るのも大変ですよね・・切り替えるのに時間かかります。

私が二十代そこそこだった頃、救急患者の対応をしていてもたついた私は先輩から

『もっと患者のことを考えて』

そう言われました。

ガツンと頭を殴られたような言葉にショックを受けながら、

『私はそんな言葉をかけられるほど、情けない看護師なんだ・・』

悲しいやら腹立たしいやら(←自分にですよ。なんせ失敗したのは自分だから言い返せないし、患者さんのこと考えてたらミスなんかないと言われると本当だから仕方ないものね。)

忘れられない出来事となりました。

 

数多くのヒヤリハットを経験してリスクマネジメントをするようになって、今は
ヒヤリハットの手前でヒヤリとする”ことができるようになりました。

私の中の安全装置がいち早く反応するようになったということです。

そこで今日は、ヒヤリハットを起こさない自分になるために、注意するポイントをご紹介したいと思います。

 

ヒヤリハットを防ぐための3つのポイント


大前提に・・人間だもの。

 

「うっかりミス」をゼロにすることは不可能です。

でも、限りなくゼロに近づけるためには

 


●知識・経験を重ねる

●時間にゆとりを持つ

●コミュニケーションを取る

 

これが大切です。

いつもいつも意識しておきましょうね!では、解説していきます。

 

知識・経験不足

知識不足というのは『この後なにが起こるだろう?』とリスクマネジメントをする能力が欠けているということが言えます。

経験豊富な人なら、未来を予見してリスクを回避することができます。

それが不足しているということは先が読めないから何が危険につながるかわからない・・

失敗してネガティブな気持ちになることも必要ですが、ミスから得た経験は自分の財産だと思い、ありがたい経験だと前向きな気持ちで心に刻んでくださいね。
(無駄にすることなかれ)

生きた経験はあなたの糧になる。

そして、知識不足は勉強することで解消されていきます!

看護師は自己研鑽が大事な職業ですね、必ず勉強をする姿勢を忘れないようにしましょう。

患者さんの何を観察するべきか、医師には今の状態と今後起こりうる状況を加味して何を報告するべきか??

しっかり勉強して業務に臨みましょうね♡◝(⑅•ᴗ•⑅)◜..°♡

 

時間がない

業務に追われて焦っていると、普段よりもアクシデントリスクが高まりますよね!

いくらスケジュールを組んでいても急なイベントがあると、予定がくるってやらなければいけないことが抜けちゃう!

業務開始前、少なくても15分前には情報収集する癖をつけておきましょう。

中には朝の7時すぎとかに出勤して情報収集するスタッフもいましたが、個人的にはそれが必ずしもいいとは思わないです。

自分の心を整える時間も大事ですからね!

だけど、いつも気持ちに余裕を持って取り組めるようにしましょうね!

コミュニケーション不足

看護師の仕事って、自分一人で全て完璧にこなそうと思っても無理ですよね。

『点滴終わったら更新しておいてください!』

 

『ごはん食べたらお薬お願いします!』etc・・・

 

『自分の仕事だから全部自分でやらないといけない・・』涙

 

この責任感はとても大切だけど、周りと情報共有しながら仕事をしていくのも本当に大事なことです。

そうすることで、周りが気にかけたりミスを未然に防げることもあるからです。

どんどん周囲に相談しながら仕事をした方が良いです。

じゃないと、誰もあなたの仕事の進み具合なんて把握していませんから。

SOS出せるようにコミュニケーションをとっていきましょうね!

その方が周りも助けてくれますよ◝(⑅•ᴗ•⑅)◜..°♡

 

 

間違いは常に、急ぐことから起こる。

by トーマス・フラー(英国の聖職者)

 

いつも頭の中には、今より一歩先をイメージしながら働いてくださいね♡

ヒヤリハット事例

私が経験したヒヤリハットをご紹介します・・。

それは、私が食事介助をしていた時の話でした。

Dルームというところで、患者さん集合させて食事介助をしてたのですが。

Aさんの薬を見間違えて、Bさんに飲ませてしまったのです・・。

ぎゃーーーーーー!!!!!

 

誤薬投与なので、その日はBさんの血圧を頻繁に測ったりと患者さんにもスタッフにも誤りっぱなしでした。

もう、すっごく落ち込んで反省して反省して気を付けていたのに・・・

その翌日ですよ・・。

またDルームで昼食の介助をしていたら、今度はCさんがテーブルの上に置いていた薬に手を伸ばし、目を離した間に開けて飲んでしまったんです。

 

『っぎゃーーーーー!!!!!!!』

 

 

もう、正直逃げ出してしまいたくなりました。。

言い訳をするとね、認知症の患者さんが勝手に・・ってなるんですけど、それは本当に言い訳でしかないんですよね。

患者観察不十分ですよ、これ。

それで先輩に言われた言葉が

『また?』

だったんですよね。

もうね、私は看護師に向いていない。

そう思った瞬間でした。

自分のことがすごく嫌いになりました。

 

なんでミスしたんだろう。

私ってどうしてこんなにばかなの。

私なんか辞めたほうがいい。

私は人の役に立ちたいと思っていたのに、人の命を危険にさらしてる・・・

しばらく落ち込んでいました。

それ以来トラウマで、薬の投与以外でも患者の名前など間違えはないかと
自分の中のセーフティー機能がビシビシ働くようになりました。

点滴投与するにも何度も何度も確認して絶対大丈夫と自信を持って投与する。

私は人よりおっちょこちょいでミスをしやすい人間だと自覚しているから、人の何十倍も慎重にならないといけない。

そう理解して進んできたのです。

そうしているうちに、今は心から楽しく看護ができるようになりました。

ヒヤリハットをしてしまった時は、自分のことがとことん嫌になるけど、

 

『頑張っていた自分』

『本当は誰かの役に立ちたいと思っていた自分』

 

これだけは忘れないで欲しいなと思います。

申し訳なくて傷ついている自分自身に、大丈夫だよと伝えてあげてくださいね。

自分を嫌いになることほど悲しいことはありませんからね。

辞めたいと思うときは誰だってあります。

それでも、一生に一度の人生・・看護師として人のお役に立てることを私はすごく幸せな職業だと感じていました。

ツライ気持ちを瞬間的に取り除くことはできないけど、誰にだって経験すること。

私もダメダメだったのに、挫けずに前向きに続けてきたおかげで今では色々と任されるようになりました。

私生活なんてズボラで適当すぎるけどね。(←本来こんな人間ww)

人って、なりたい自分に必ずなれるんだと思うのです。

だから、ミスを犯してしまったとしても、まだ頑張りたい気持ちがあるなら是非元気を取り戻していって欲しいな♡と思います。

それでは最後までご覧いただきましてありがとうございました。

応援しています◝(⑅•ᴗ•⑅)◜..°♡

 

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